院長紹介

院長挨拶

女性の生き方が多様化していく時代に、目立つ心の疾患に注目し、それまでは重装備の精神科の病院が主流の中、若い女性が受診しやすい精神科クリニックをつくろうと、さちクリニックを1988年に開業しました。訪れる方の約8割は女性ですが、年代は幅広く症状、疾患の背後にある事柄も実に多彩ですので、視野を広くもち、粘り強く治療にあたることをこころがけています。

心の疾患は、孤独です。身体の疾患のように見える形にはならないため、変調を感じた人は、いま体験していることが病気といえるのか判断にとまどい、身近な人に相談することを躊躇(ちゅうちょ)し、専門医を訪れるまでに時間を費やすことがあるからです。

しかし、心の健康が損なわれると、その個人が苦しむだけでなく、家族、学校、職場など、その人を取りまく共同体が影響をうける相互的な現象であることも気づかれています。そして、心の健康についての関心が高まり、心の変調にたいし、しだいに相談機関、治療機関が整ってきています。私どももその中の一機関として、しっかり腰をすえて心の疾患に取り組む所存です。

さちクリニック 院長 杵渕 幸子

院長経歴

1974年
東京大学医学部卒
1988年まで
東大病院精神科に勤務
1975年~1988年
医療法人財団富士病院 病棟医長として勤務
1988年7月~
精神科、神経科、心療内科 さちクリニックを開業

所属学会・資格

日本精神神経学会
日本精神神経学会認定・精神科専門医

著書

著書
「ワーキングウーマン症候群」(大月書店)
「ただ、愛されたいだけ」の心理 ほんとうの自分に気づく本」(大和出版)
共訳書
「過食と女性の心理―ブリマレキシアは現代の女性を理解するキーワード」
 マーリンボスキン・ホワイト(著)、Jr.ホワイトウィリアム・C.(著)(星和書店)
「鏡の中の少女」スティーブン・レベンクロン(著)(集英社文庫)
「鏡の中の孤独」スティーブン・レベンクロン(著)(集英社文庫)
「自傷する少女」スティーブン・レベンクロン(著) (集英社文庫)
「サイケデリック・ドラッグ―向精神物質の科学と文化」
 レスターグリンスプーン(著)、ジェームズ・B.バカラー(著)(工作舎)
解説
「アウラ・ヒステリカ―パリ精神病院の写真図像集」
 G.ディディ・ユベルマン(著)(リブロポート)

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